クラシック
2015/03/16

平井秀明氏就任披露公演 ニューヨーク祝祭管弦楽団

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ニューヨーク祝祭管弦楽団の音楽監督に就任した指揮者の平井秀明氏の披露公演が開催される!

 本誌の既報通り、2013年秋に結成されたニューヨーク・フェスティバル・オーケストラ(ニューヨーク祝祭管弦楽団)の公演「Mostly Beethoven Festival」が5日、アッパーウエストサイドのMerkin Concert Hallで行われた。同公演は14―15シーズンより正式に音楽監督・指揮者として就任した平井秀明氏の就任披露公演となり、当日は雪にも関わらず地元ニューヨークの楽団の演奏を鑑賞しようと多くの人が集まった。
 同公演ではベートーベンの「交響曲第7番」や「ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調」などを披露。ゲストピアニストのアイバン・ドンシェフ氏が加わると、なめらかかつメリハリのあるピアノの音色とオーケストラがシンクロし、観客の心を掴んだ。約2時間半の公演は、団員一人ひとりの気迫と一体感を存分に感じさせ、会場からの鳴り止まない拍手と共に幕を閉じた。
 終了後のレセプションで平井氏は、「(楽団員は)皆実力も一流で、また音楽に対する熱意も素晴らしく、チームワークが築かれつつあると思っている。これからもっとがんばっていきたい」と感想を述べた。
 東京フィルや新日本フィルなどで客演してきた平井氏率いるニューヨーク・フェスティバル・オーケストラは、世界中の一流音楽院出身の若手音楽家や国内外での様々なコンテストでの受賞経験者がオーディションで選抜された楽団。また、通常のオーケストラコンサートにはない、美術館とコンサートホールの融合「ART STAND PROJECT」を実施し、総合的な芸術を体験できるユニークな取り組みも行っている。

 

ニューヨーク祝祭管弦楽団(photo: Saman Samadi)  

 

平井秀明氏(photo: Saman Samadi)

プロフィール 平井秀明
 幼少よりチェロを父平井丈一朗に、ピアノと作曲を祖父平井康三郎に師事。米国ロチェスター大学政治学科卒業。イーストマン音楽院、ジョンズ・ホプキンズ大学ピーボディ音楽院、ヤナーチェク音楽院ほかで、指揮法をD.エフロン、F.プラウスニッツ、O.トゥルフリーク、サー・コリン・デイヴィスの各氏に師事。92年、ワシントンの若手演奏家からなるキャピタル交響楽団を結成し音楽監督に就任し、ヴァージニア州オークニー・スプリングスにて国際音楽祭を主宰。95年、チェコのカルロビ・ヴァリ響を指揮し、ヨーロッパデビュー。97年第6回フラデッツ・クラーロベ国際指揮者コンクール(チェコ)で第1位。 2000年、ヤナーチェク・フィルの定期演奏会にデビュー、03年にはロンドン公演、「第12回ヤング・プラハ音楽祭」(ドヴォルザーク・ホール)にも客演指揮し聴衆の熱狂的歓迎を受けた。
 東京フィル、新日本フィルはじめ国内主要オケの殆どに度々客演し、02年6月、東京都主催「フレッシュ名曲コンサート~明日のクラシック界のスター達」に出演し、NHK交響楽団をはじめとする都内8つのプロ・オーケストラからなるオール・Tokyo・シンフォニー・オーケストラを指揮、「新時代を担うホープ」と賞賛された。
 オペラ指揮者としても「椿姫」、「蝶々夫人」、「ラ・ボエーム」、「カルメン」等を指揮、03年新国立劇場小劇場「イタリアのモーツァルト」公演でデビュー、引き続き「フィガロの結婚」(大劇場)、「セルセ」(小劇場)を指揮し各方面より絶賛された。自作のオペラ「かぐや姫」、および「小町百年の恋」(「第23回国民文化祭・いばらき2008」委嘱作品)は、すでに国内外約30カ所で再演を重ね、ことに「かぐや姫」のキャンベラ公演(日豪交流年記念公演/2006年)、プラハ公演(チェコの殿堂スメタナホール/2009年)では地元メディアでも最大級の評価を得て、12年8月、ザルツブルク上演で大成功を収め、15年8月には、「二世週祭」75周年・日米終戦70周年記念メインイベントとして、ロサンゼルス公演(米国初演)の開催が決定している。また、新潟県妙高市より、岡倉天心没後100周年を記念して、天心遺作の英語台本に基づく新作オペラ「白狐」の翻訳・台本・作曲の委嘱も受け、2013年12月の世界初演では大きな話題を呼んだ。
 2010年11月、チェコ・ヴィルトゥオージ室内管弦楽団の首席客演指揮者に就任し、チェコ国立ブルノ歌劇場モーツァルト・ホールにて定演を指揮するほか、12年8月、ウィーン国立歌劇場指揮デビューで圧倒的成功を収め、13年8月同歌劇場に再登壇、同年12月にはニューヨークの殿堂カーネギーホールにて鮮烈な指揮デビューを飾り、直ちに2014~2015シーズンより、ニューヨーク祝祭管弦楽団の音楽監督に就任。2014年、名門ソフィア・シンフォニエッタにデビューし大成功を収め、15年には、ローマの音楽祭デビューを予定するなど国際的に活躍するほか、子ども育成音楽プロジェクト“こどおん” 理事長として、紙芝居こどもオペレッタの全国公演など、教育活動にも積極的に力を注ぎ、わが国の若い世代の指揮者、作曲家として、幅広い活動が大きな注目を集めている。[03/2015]
平井秀明公式サイト

Bi-DAILYSUN NEW YORK

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